東海リーグ2部 第8節の試合を掲載して頂きました。
いつもありがとうございます。
【フォース、意地の12ゴール】
http://www.re-po.jp/hashi/2012/01/12.html
下記、掲載内容
【17分、相手選手と交錯したゴレイロ世古口真一が鼻骨骨折。控えゴレイロがおらず、横内が代役を務めた】
開催日◆2012年12月25日(日)
会場◆愛知県・大洋薬品オーシャンアリーナ
試合時間◆前後半20分、ハーフタイム10分
この日の最終試合はForce Futsal ISE(以下、フォース)とスリーク浜松/grassgreen SURFGARAGE(以下、スリーク)の対戦。5試合目、しかも非常にテーマの見いだしにくい顔合わせだ。
フォースは現在5位で昇格の可能性がある4位までは勝ち点3差。だが、4位名古屋オーシャンズサテライトに直接対決で敗れているため、例えこの試合に勝ち、次節で勝ち点で並んだとしても順位に変動はない。
一方のスリークはここまで未勝利。すでに県リーグ降格が決まっている。こうした試合は、えてして「ダレ」る。試合をする側はもちろん、取材者側もだ。自然光が差し込むオーシャンアリーナだが、この時間はすでに日も落ちていた。館内の寒さも相まって、正直なところ「早く帰りたい」という気持ちが募っていた。
ところが、そんな筆者の襟首をつかんでひきずりまわさんばかりの気合いを見せたチームがいた。フォースだ。
6分の池山隼也を皮切りに、これでもかといわんばかりのゴールラッシュ。前半10分あたりまではスリークも惜しいチャンスをいくつかつくっていたが、以後の30分はフォースの勢いにのみ込まれてしまった。
【前後半とも最初のゴールを奪ったフォース・池山】
17分にはただ一人のゴレイロ・世古口真一を失うも、横内亮太が代役を務める。第2PKこそ決められたものの、後半はゴレイロの経験があるという世古口尚也がゴールを死守した。
10点取っても攻撃の手を緩めないフォース。仕掛ける、シュートを打つ。急造ゴレイロは「絶対にゼロで終わるぞ」と叫んでいる。結局12点取った。後半は零封した。だが、いくら得失点の「貯金」をしても上位進出はならない。ゴールのたびに歓喜に沸くフォースの面々を見ながら、「なぜ」という思いがあった。
【後方でボールをさばき、前方に進出してシュートを打つ。この日もチームのかじ取り役だったフォース・横内】
試合後の横内との対話で腑に落ちた。「試合前にね、ミーティングしたんですよ。リーグ戦で4位以内に入れなかったこと、選手権県大会で負けたこと。今年最後のゲームで全部悔しさを晴らそうって」。さらに続けた。「例えどんな状況だって、試合を見てくれている人に『フォースっていいチームやな』って思われたい。そのためには自分たちがやれることをやらなきゃ」
「消化試合」であることは動かしがたい。でも、熱い気持ちをチームとして表現できれば、観客は引きつけられる。この日のフォースのメンバーには、勝敗と同等に大切なものがあることを教えられた。
【5ゴールと大爆発した小久保武。一気にリーグ得点ランキング3位に浮上した】
【狭いコースを狙うフォース・世古口尚也。後半はゴレイロを務めた。安定感があった】
【昨季、一昨季の静岡県リーグ得点王だったスリーク・高柳英明は今季ここまで3ゴール。最終節、ファルコ相手に真価を発揮してほしい】
[試合結果]
Force Futsal ISE 12-1 スリーク浜松/grassgreen SURFGARAGE
[得点経過]
6分 1-0 池山隼也(フォース)
13分 2-0 世古口尚也(フォース)
15分 3-0 森井俊介(フォース)
17分 4-0 小久保武(フォース)
18分 4-1 金原悠人(スリーク)
20分 5-1 池山隼也(フォース)
22分 6-1 横内亮太(フォース)
24分 7-1 森井俊介(フォース)
24分 8-1 加藤周平(フォース)
32分 9-1 小久保武(フォース)
34分 10-1 小久保武(フォース)
37分 11-1 小久保武(フォース)
38分 12-1 小久保武(フォース)
でぃ〜
Force7